
特定エリアで、お店やビジネスを展開する 僕ら小規模事業者にとって、ビックワード狙いが最適の戦略ではないことは、前回の記事でご理解頂けたんじゃないかと思います。
では、一定の商圏範囲を持つ社長さんにとって、目指すべきゴールは、どこなんでしょう。
僕ら事業者が目指すゴール
- できるだけ、沢山の人にホームページを見て貰えること。
- ホームページを見た人が、商品を購入 or 来店してくれること。
- 今すぐじゃなくても、将来のお客さんになってくれること。(潜在顧客を増やすこと)
この 3つを満たすことで間違いないですよね?
多くの人にホームページを見て貰えても、誰も買ってくれなきゃ意味がありませんし、買ってくれる人がいても、1年に1人だけとかじゃ、商売が成り立ちません…。
できるだけ多くの買ってくれる見込みのある人に、見て貰いたい!ってのが本音でしょ?
そう。欲深いと罵られようが、僕らが選ぶべきキーワードは、「購入意欲が高い人が、検索に使用するキーワード」であり、そして、そういった人に、より多く検索されているキーワードを優先するべきなのです。
これから先、キーワード選定で悩んだ時の、重要な判断基準になりますので、ちゃんと頭の片隅に入れておいてください。
この講座の目次
地域×業種で検索するヤツは、購買意欲が高い?

先日、ディースケが「税理士の先生」を探した時のお話、覚えてくれてますか?
これまで、面倒くさいのと、税理士さんに支払う顧問料がもったいなくて、白色申告を貫いていたディースケですが… やっぱり、ちゃんと税理士さんからアドバイスを貰おう!と一念発起(笑)
税理士さんは、それぞれ得意とする業種ジャンルがあるって聞いたことがあったので、どうせなら、ネットビジネスに詳しい先生にお願いしたい!と思い、渋谷の税理士さんを探すことに決定。
単純ですが、渋谷なら、IT企業も多いし、結構な頻度で渋谷に足を運ぶのでw そんな、こんなで、確定申告を見据えて、慌てて動き出したのでした(笑)
そんな、ディースケが検索に使用したキーワードは、「渋谷 税理士」。

答えは、簡単ですよね?
きっと、この記事を読んでくれているあなたも、ディースケの立場だったら、自然と「渋谷 税理士」ってキーワードで、検索するんじゃないでしょうか?
だって、ディースケは、検索する前から、「渋谷」の税理士さんにお願いしようと腹を決めていたのですから。
もっと言えば、ディースケの数ある希望条件の中でも、「渋谷」であることが、最も重要な条件だったと言うことです。
どんなに、ITに詳しい先生であっても「大阪」じゃ論外ですし、どんなに安く頼りになる先生でも、「北海道」の先生じゃダメなんですw
地域を特定せずに、「税理士」と検索してしまっては、ディースケが希望する「渋谷」じゃなくて、他の地域の税理士さんが検索結果に並ぶことは目に見えているでしょ?
「渋谷 税理士」と検索したディースケの購買意欲を考えてみよう。

簡単にまとめると、
渋谷 税理士で検索した時の検索意図
- 顧問料も覚悟の上、税理士の先生を探してる。
- 自分の行動範囲である、渋谷を希望。
- お値段と、サービス内容を聞きたいので、問い合わせる気もマンマン
- ITに詳しい先生だったら、契約する気マンマン。
- 確定申告もあって、早めに決めなくちゃと、ちょっと焦ってたw
いかがでしょう? 税理士の先生達からすれば、我先に!と思うんじゃないでしょうか(笑)
ここでは、あくまでも ディースケが検索した時を例にお話しましたが、「渋谷 税理士」と言うキーワードが、渋谷界隈の税理士さんにとって、いかにホットなキーワードかお気付き頂けたでしょうか?
もちろん、「渋谷 税理士」と検索する人全てが、ディースケと同じモチベーションとは言えません。とくに、上記の③~⑤は、検索する人によっても温度差もあるでしょう…
でも、重要なのは、「渋谷 税理士」で検索している人の中には、ディースケのような、購買意欲の高い"カモ葱客"が含まれている可能性があると言うこと。
そして、「渋谷 税理士」で検索する、ほとんどのユーザーが、「何かしらの目的で、渋谷で税理士を探している。」ということが言える訳です。
地域×業種キーワードを攻略するSEOテクニック

ディースケが、税理士さんを探した時のことを例にお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
税理士に限らず、カフェも、居酒屋も、美容室やネイルサロン、学習塾だって、同じように、地域×業種キーワードが有効だって考えられますよね?
むしろ、「渋谷 カフェ」などと検索している人は、現在 渋谷にいて、ちょっと休憩できる最寄りのカフェを探している可能性が高い訳ですから…激アツですw
ネットや、電話だけで完結するビジネスであれば話は別ですが、そうではない場合、「場所」は、もっとも重要な購入条件とも言える訳です。
だから、ディースケは、本業のWEBコンサルでも、特定の商圏範囲を持つ社長さんには、まずは、地域×業種キーワードを攻略するように、アドバイスしています。
検索エンジンで、地域×業種ワードを制する者が、そのエリアの店舗集客を制すから(笑)

しっかり戦略的に動くことが重要なんだ。
地域×業種キーワードを攻略するなら、以下の 2つは重要な戦術になるから、頭に入れておいてくれよ。
SEOキーワードをズラすテクニック。
地域×業種キーワードを攻略すると言っても、場所によっては、ビックワードに負けず劣らずの激戦区…。
きっと、各都道府県の主要都市キーワードでは、強力なライバル達が、上位表示の座を奪い合い、激しく火花を散らしているはず…💦
例えば、飲食業界で言えば、食べログ、ぐるなび。不動産業界で言えば、suumoや、LIFULL。そして、美容業界で言えば、ホットペッパービューティーといった強者ぞろい。まともに戦っても勝ち目は少ないでしょw
SEOは、誰でも始められる 参入障壁の低さから、どんなキーワードでもライバルは少なからずいるため、狙っているキーワードの検索結果を分析して、自分が勝てる戦場を見つけることが重要なんです。
step
1地域名や、業種キーワードの言い回しを変えてみる。
仮に、本命にしたいキーワードが「渋谷 ラーメン」であっても、検索結果が、超強そうなポータルサイトに独占されていて、個人経営規模のホームページが入り込む隙がないと判断されたら、地域名や、キーワードを再考してみることも重要。
例えば、「渋谷」じゃなくて、「道玄坂」とか、「渋谷駅」。
「ラーメン」ではなく、「豚骨ラーメン」とか、「家系ラーメン」みたいに、ターゲットを、より狭めてみる勇気も必要です。

バランスが重要だぜ。
そのキーワードが、どのくらい検索されているかを調べる方法は、次の講座でお伝えするから安心してな。
step
2サービスの特徴や、条件キーワードを加えてみる。
どうしても、2ワードの組み合わせにこだわってしまいがちですが、屈強なライバル達に行く手を阻まれたなら、3ワードを検討してみるのも一手。
「渋谷 ラーメン」を例にすれば、「渋谷 ラーメン あっさり」とか、「渋谷 ラーメン こってり」。
「渋谷 居酒屋」であれば、「渋谷 居酒屋 安い」とか、「渋谷 居酒屋 個室」、「渋谷 居酒屋 接待」といった具合に、一定のニーズが見込める 条件を付け加えるのも良い戦術。
「渋谷 居酒屋」に比べれば、アクセスは減りますが、ライバルもグッと少なくなりますし、検索ユーザーの検索目的とマッチし易くなるので、来店率向上も期待できるかと。

以前にもお伝えした通り、検索結果1ページ目しか見ない人の方が多いんだから、勝てるか勝てないか分からない戦場で戦いを挑む 勇猛さよりも、1%でも、勝てる見込みの高い戦略・戦術を、優先的に選択する判断力の方が、これからの経営者に必要だと思うぜ。
ライバル強制排除!地域×業種キーワードは、MEO対策で狙え。
どんな業種であっても、僕らの 上位表示を阻む悩ましい存在なのが、大手ポータルサイト。
まともに戦っても、勝てる相手ではないので、僕らの戦い方は、どうしても隙をつくしか方法しか残されていません💦
でも、ひとつだけ、リアル店舗を持つ 僕らだけの特権があるんです!
それが、前にもご紹介した MEO対策なんです。
MEO対策を始めるには、Googleマイビジネスの登録が必須なんですが、Googleマイビジネスは、リアル店舗を持ってる人しか使えない…
つまり、リアル店舗を持ってないポータルサイトの奴らは、参入できないってことなんですよねw

SEOでは、地域×業種キーワードを軸として、より成約率の高いお客を狙い、SEOでは勝ち目が薄いメインワードは MEO対策で攻める。
Googleさんも粋な計らいしてくれるじゃんw
ポータルサイトよりも上位に表示!MEOは、地域×業種ワードで優遇される。
「原宿 美容室」の検索結果

上図は、「原宿 美容室」で検索したときの、Googleの検索結果。
原宿と言えば、有名サロンが軒を連ねる超激戦区ですが、ご覧の通り、SEOの検索上位(緑にマーキングしたエリア)は、完全にホットペッパービューティーの独占状態…💦
「原宿 美容室」と検索するユーザーの検索目的を考えると、特定の美容室を上位表示するよりも、原宿の美容室情報を完全網羅しているポータルサイトの方が適していると考えられるので、SEOで、ホットペッパービューティーの牙城を崩すのは難しいと判断できます…。
でも、こんな超激選ワードであっても、MEO枠(ピンクにマーキングしたエリア)は、SEOより優遇され、検索結果の一番目立つ場所に表示されちゃうんです!
しかも、ここに掲載されるのは、Googleマイビジネスに登録した リアル店舗を持つお店だけw

MEOで集客を確立デキちゃえば、毎月何十万円もの広告掲載費を払う必要ねぇもん。MEO業者に頼んでも、月3万~4万でできちゃうし、コスト削減に動く美容室さんも増えるだろうな。
多分、ホットペッパーもちょっと焦ってると思うぜ。
MEOは、来店率も高い?!
スマートフォンの急激な普及により、人々の検索行動も大きく変わってきています。Googleの調査によれば、
- お店や企業に対する情報検索のうち 44%では、地図サービスが使用されています。
- こういった場所に関する検索のうち、平均 41% が店舗等の訪問につながります。
こう言ったデータを踏まえれば、ここ最近、Googleが、検索結果の最上部に Googleマップを表示したり、お店の情報(ナレッジグラフ)を検索結果の右側にデカデカと表示する理由も頷けるはず。
もちろん、このスマホユーザーを中心とした動きは、今後も変わることなく、より加速すると思います。
今は、SEOばかりが注目され、MEOに積極的に取り組んでいる店舗さんは、ごく少数ですが、今後 MEOの重要性は飛躍的に高まるだろうと、ディースケは睨んでいます(笑)
だから、ディースケは、MEO業者の力を借りてでも、MEOに取り組むことを、お勧めしているんです。

次の講座は、上位表示を目指すのに必要な考え方について説明しようと思うぞ。
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《実践》SEO上位表示を狙う思考方法!? ユーザーと、Googleの意図を探るべし。
さぁ、地域×業種キーワードで上位表示を目指すとして、ではどのようにホームページを作っていけばいいんでしょ? 狙うキーワードどは、一つで良いのか? 上位表示できるまでに、どのくらいの時間がかかるのか? ...