
ここまで、キーワード選定の考え方にフォーカスしてお伝えしてきましたが、実際に、キーワードを選ぶにあたって、もう一つ重要な要素がありますよね?
そう。そのキーワードが、どのくらい検索されているのかを把握することです。
以前の講座でもお伝えしたとおり、僕ら「店舗集客アップ」を目指す者としての最終的なゴールは、
僕ら事業者が目指すゴール
- できるだけ、沢山の人にホームページを見て貰えること。
- ホームページを見た人が、商品を購入 or 来店してくれること。
- 今すぐじゃなくても、将来のお客さんになってくれること。(潜在顧客を増やすこと)
ですが、①できるだけ、沢山の人にホームページを見て貰えること。をゴールに定める以上、どのキーワードが、どのくらい検索されているのか、つまり、「そのキーワードが、どのくらいのニーズがあるのか」を知らなくちゃ、戦術の立てようがありません。
頭で考えて、来店が見込めそうなキーワードを狙ったとしても、誰も検索しなけりゃ意味がありませんから…(笑)
だったら、検索回数の調べ方から教えてくれれば良かったじゃん!

ディースケには、ディースケなりの考えがあって、検索回数の調べ方より、キーワード選定の考え方を優先して説明してたんだ💦
この講座の目次
ご注意。検索回数だけを絶対的な判断指標としないこと。

検索回数の調べ方をお伝えする前に、クレームもでてるので、釈明会見をひとつ…(笑)
ディースケが、検索回数の調べ方について、ここまで説明してこなかったのには、理由がありまして…
検索回数を、絶対的な指標として、盲信してしまう方が増えるといけないと思ったからです💦 先日ご紹介した、ビックワード狙いのラブホ社長などが典型です。
たしかに、検索回数は重要な指標ではありますが、検索回数だけを判断基準にキーワードを選定し、結果として、ビックワードだけ狙ってしまうってのが得策じゃないことは、この前の記事でもお伝えした通り。
ディースケ的には、検索ユーザーの気持ち、Googleの立場や評価の動向、自分のビジネスの特徴を考えて、狙うキーワードを練る事の方が、”時として”重要度が高いと思っています。

ライバルが少ないキーワードで上位表示できても、誰も検索しなけりゃ意味がない。
この絶妙なバランスを捉えることが、キーワード選定の難しいところだよな…。
検索回数だけで判断すると、後手に回ることもある?!
検索回数が多いってだけで、キーワードを選ぶと、機会損失につながることもある。って言ったらどう思います?
理解しがたいですよね?だって、検索回数があるってことは、ニーズがあるってことですから…。
余談にはなりますが、ちょっと具体例を踏まえて、ご説明したいと思います。
まず、前提として、「今、検索回数が多い」と言うことは、既にニーズが一般化しており、それだけ競合するライバルも多いとも言い換えられます。
つまり、検索数が多いキーワードだけを選ぶと言うことは、ライバルだらけの激戦区だけを好んで、戦いを挑むってことです。腕に覚えのある強者であれば良いですが、この攻め方だけで勝ち続けるのは難しくないですか?

「今、現時点の検索数」に関わらず、これからニーズが増えるだろうキーワードを予測して戦うって視点も重要だと思うのです。要は、ライバルが少ないうちに、狙っておくってことです。
そんな予測ができたら、店舗集客なんて悩んでねぇよ!
たしかに、理想論ではありますが、デキたとしたら高い勝率が見込めそうじゃないですか?
それが、想定通りに行くかどうかは結果論ですけど、僕ら個人は、正攻法だけでなく、ゲリラ戦・奇襲のような発想も必要だと思ってます(笑)
例えば、ここ最近、若者を中心に、インスタグラムが大流行していますよね?
「インスタ映え」などと言った新語も生まれ、オシャレな写真が撮れるスポットを求め、日夜検索に勤しんでいる女子も少なくありません。
Googleトレンドというツールでは、検索キーワードの需要を視覚的に見ることができるのですが、「インスタ映え」というキーワードが急増し始めたのは、2017年6月~7月にかけて。
仮に、検索数が急増する前に、この「インスタ映え」と言うキーワードに注目し、アクションを起こせていたら、今から戦いを挑むより、勝率は高まり、先行者利益を得られたハズですよね?
このように、その時々の検索回数だけを絶対的な基準として、キーワードを選んでしまうと、もったいないこともあるってことです。
じゃぁ、「インスタ映え」が一般に定着した今、どんな戦略がとれるでしょう?
もし、ディースケが、千葉のカフェのオーナーだったとしたら、「千葉 カフェ インスタ」って検索キーワードに対応したページを、急いで作り始めるかと(笑)
もちろん、検索数は少ないと思いますが、都内を中心に「インスタ映え」の需要が伸びているんだから、ニーズは増えてくるんじゃないかと…?

地方店舗は、東京の流行を知ってから動き出しても遅くは無さそうだよな。
検索回数を調べられる 無料SEOツール3選
ついつい、前振りが長くなってしまいましたが… 💦
お伝えしたかったことは、ほとんど言えたので、本題に戻って、検索回数を調べられるツールを 3つほど、ご紹介したいと思います(笑)
海外のツールや、有料ツールを含めれば、もっと多くの選択肢がありますが、独自の基準で調査
aramakijake.jp の使い方&検索数を調べる方法。
サクッと手軽に、検索数の予測値を知りたいなら、aramakijake.jpがお勧めです。

実は アラマキジャケを開発してる 株式会社ディーボさんは、北海道のSEO会社。アラマキジャケだけじゃなく、イトマキヒトデや、利尻昆布、花咲ガニ、ヒグマなど、北海道にちなんだネーミングで数々の SEO・マーケティングツールを作ってるんです(笑)
step
1調べたいキーワードを入力して、チェック
aramakijake.jpの使い方は、とっても簡単で、キーワードを入力してチェックするだけ。試しに、「新宿 ラーメン」をチェックしてみた結果がこちら。


aramakijake.jpの調査結果によると、「新宿 ラーメン」の月間検索数は、Googleで 54,451回、Yahooだと、59,400回もあることがわかります。
そして、1位に輝いた暁には、Google、Yahoo合わせて、なんと 48,158ものアクセスをゲットできると試算してくれます…
ちなみに、以前の記事で、ディースケも「新宿 ラーメン」のアクセス数を試算したことがありますが、ディースケの試算したアクセス数が aramakijakeよりも少ないのは、基準とするデータが違うからです。( ディースケは、Internet Marketing Ninjas社の調査結果を活用。)
このように、同じキーワードで調査しても、ツールによって基準としているデータが異なるので、必ずしも予測値が一致しないことは覚えておきましょう。
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2キーワードで迷った時に使える。
もしも、ディースケが新宿西口の豚骨ラーメン屋だったら、目標にするSEOキーワードは、「新宿 とんこつラーメン」とお伝えしました…。
でも、良く考えると、漢字で「新宿 豚骨ラーメン」ってのも選択肢としてありますよね…

平仮名の場合

漢字の場合

aramakijakeの調査結果だと、平仮名の「新宿 とんこつラーメン」で、1位になった時の想定アクセス数は、GoogleとYahoo合わせて 700だったのに対して、漢字の「新宿 豚骨ラーメン」は、136…
だったら、平仮名で狙った方が、リターンが大きいなって分かりますよね(笑)
Urbersuggest の使い方&検索数を調べる方法。
Urbersuggestは、サジェストワードを収集するツールとしてもご紹介しましたが、キーワードの収集だけでなく、なんと、各キーワードの検索回数まで教えてくれる優れモノ。
正直、無料のSEO分析ツールの中では、最強だと思います(笑)

下手な有料分析ツールを使う前に、Urbersuggestを使いこなした方がいいと思うぜ。
step
1調べたいキーワードを入力して、検索するだけ!
Urbersuggestも、使い方はシンプルで、至極簡単。あなたが狙っているキーワードを検索ボックスに入力して、検索!ってだけで調査結果がわかります。
他のツールに比較すると、調査に少し時間はかかりますが、提供してくれるデータの質と量を考えたら、目をつぶらないと罰が当たりますね(笑)
ちなみに、以下の結果は、Urbersuggestによる「新宿 ラーメン」の調査結果です。

検索ボリュームと言うのは、検索回数のことです。
Urbersuggestによると、「新宿 ラーメン」の検索回数は、月間 60,500回。これは、以前にディースケが調査・試算したときと、同じデータですね。
aramakijake.jpは、Yahooの検索回数も教えてくれましたが、Urbersuggestは、Googleのみを対象としています。まぁ、aramakijake.jpのデータとほぼ変わらずといった感じでしょうか。
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2キーワード候補の検索回数も分かる!

Urbersuggestの良いところは、調査したキーワードだけじゃなく、そのキーワードから派生する サジェストキーワードを取得し、更に、それぞれの検索ボリューム(検索回数)まで表示してくれます。
aramakijake.jpですと、候補キーワードは収集してくれませんので、キーワード収集ツールを使って、サジェストキーワードを取得し、一個一個調べていく必要がありますが、Urbersuggestであれば、一気通貫で完了。
また、気になる候補キーワードをクリックすれば、ワンクリックで、その候補キーワードの分析データまで見れちゃうのです!時短もできて、マジ最強ですね(笑)

例えば、「新宿 ラーメン」の候補キーワードの中から、「とんこつ」と言うワードを含むものだけを抽出できるぞ。こんな感じだぜ。

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3上位表示すると、どのくらいアクセスがあるのかも分かる!!

UrberSuggestの凄いところは、調査したキーワードで、今現在上位表示しているWEBサイトの分析や、そのキーワードで上位表示したときに得られるアクセス数を ランキングごとに教えてくれるんです!
今回の「新宿 ラーメン」の調査結果によると、1位になったら 18,392アクセスをゲットできるとのこと。
akamakijake.jp の試算よりも少なく、ディースケの試算よりも多いのは、1位に表示されたときの流入見込み率が、それぞれ違う値を使っているからですが、ざっくり言うと「新宿 ラーメン」で上位表示を達成したら 月間 1万~2万程度のアクセスは余裕で集まると言うことですね💦
KWfinder の使い方&検索数を調べる方法。
続いて、ご紹介するのは、KWfinderというツールです。こちらも、Urbersuggestのように、キーワードの検索ボリューム(検索回数)や、SEOの分析結果を教えてくれます。基本的な分析項目は、Urbersuggestとほぼ変わらずですが、ご紹介したいと思います。どちらでもお好きな方をお使い頂ければ(笑)
利用方法は簡単で、調べたいキーワードを入力して、「Find Keyword」をクリックするだけです。Urbersuggestと同様に扱うデータが多いため、少し時間がかかります💦

ちなみに、KWfinderは、無料会員登録をすることで利用可能となり、1日 5回までの利用制限がかけられるぞ。
なんだよ、ケチくせぇな… って気持ちも無くは無いけど、本来、有料であるツールを無料で開放してくれてるんだから、我慢しなくちゃな。
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1関連キーワードも含めた検索ボリュームが分かる!

今回は、「新宿 ラーメン」で調査しましたが、月間検索回数は、Urbersuggestと同じく 60,500回とのことでした。
Kwfinderも、Urbersuggestと同じく、調査キーワードから派生する関連キーワードも取得してくれて、各キーワードの検索ボリュームを確認することができまず。
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2上位表示しているサイトの分析結果も見れる!

調査時点における、「新宿 ラーメン」での上位表示サイトを、独自の視点で分析してくれます。
SEO初心者さんからすると、DAとか、PAとか言われても、意味が分からないと思いますが、SEOを突き詰めていくと、見れると便利な指標だったりします。
ここでは、細かいことは割愛しますが、DAはドメインオーソリティーと言って、ドメイン自体の評価を指し、PAは、ページオーソリティーといって、ページ単位での評価を表しています。
どちらの指標も、Google が実際に使用しているデータではなく、Mozという有名な海外SEOツールの独自指標を参考値としています。
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3調査したキーワードの難易度を教えてくれる!

Urbersuggestと同じく、KWfinderも独自の評価指標で、調査したキーワードのSEO難易度をスコアリングしてくれます。
今回調査した、「新宿 ラーメン」は、26/100点で、easyとのこと…💦
ただ、ディースケはあくまで参考程度に捉えています。この手のスコアリングは、あくまでデータだけを指標として判断している訳で、検索意図や、あなたのホームページの特性を考慮した結果とは言えません。
ポータルサイトはもちろん、ブロガーなど多様な検索意図に対応できるならジャンルなら良いですが、特定のラーメン屋さんからすると、かなり難しいというのがディースケの見立てです。
スコアリングについては、絶対的なものとして捉えず、検討材料の一つぐらいに捉えておくのがベターです。
肝心のGoogleさんは、ツールを提供してくれないの?!

検索回数を調査できる無料ツールを 3つご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
有料、無料問わず類似したツールは、他にも数多くありますが、始めは、この3つを使いこなしておけば、OKかと。
Urbersuggestと、KWfinderの難易度評価や、スコアリングの違いに見られるように、ツールによっても評価指標や、基準としているデータが異なるので、あまり多くのツールを使っても、逆に混乱を招くこともありますから💦
無料ツールは分かったけど、Googleは、同じような調査ツールを提供してくれてないの?
Googleのツールがあれば、それを基準にした方が良いんじゃない?だって、SEOは、Googleを相手にするわけだし…。
ディースケさんは、何を使って調べてるの?
あ…💦 するどいツッコミですね。
実はですね、Googleさんも、Googleキーワードプランナーと言う公式ツールを提供してくれてます。
正直言うと、ディースケが、キーワードの調査・分析をする時は、いつも Googleのツールを活用してるんですが、
この記事でご紹介するには、ちょっとした問題がありまして、ご紹介できずにいたんです💦
おぃおぃ、お前だけ Googleのデータ使って、オレらだけ第三者が提供してる無料ツール使えってか…。
ここに来て、出し惜しみかよ(怒)
やっぱ、業者は信用できないよな…。

Googleキーワードプランナーは、Googleの有料広告を利用する人じゃないと、超アバウトな検索回数しか教えてくれないんですよ💦
だから、Googleキーワードプランナーのデータを活用している、urbersuggestや、KWfinderといった無料ツールをご紹介させて頂いたんです…。
ちょっと、講座内容から離れてしまいますが、Googleキーワードプランナーについての記事も書いたので、宜しかったらご一読を。
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《検索意図の種類と考え方》購買プロセスを読み、成約率の高いワードを狙え!
これまでの講座で、何度もご説明をしてきたユーザーの検索意図を考えるお話…。 重要なのは分かったけど、さすがに聞き飽きたぜ!って人の方が多いかもしれません…💦 ただ、SEOで上位表示する ...