
さて、前回の記事では、恐れ多くも、天下のGoogle様に成りきってSEOの本質に迫った訳ですが、もう1つ、Googleについて知っておく必要があります。
それは、どうやってGoogleは、新しいホームページを見つけているんだろう?って事です。
結論から言うと、Googleは、クローラーと呼ばれるプログラムを使ってホームページを見つけています。
余談ですが、クローラーは、別名でロボットとかスパイダーとも呼ばれており、Googleのメインのクローラーは、Googlebotと名付けられてます。
本日は、このGooglebotが、一体何をしているのか? について、クロースアップしてみたいと思います!

Googlebotは、絶えずWEBサイトを巡回してる。

Googlebotは、何をするプログラムなのか?と言うと、インターネット上に存在する、ホームページのリンクを辿って、様々なホームページを巡回しています…。
この記事を読んでくれてる社長さんが、自分でホームページを作り公開したら、いずれ社長のホームページにもGooglebotが訪問しに来てくれます。
Googlebotの働きを、手順をもって具体的にご説明すると、以下のような感じです。
Googlebotの処理の流れ
- 特定のホームページにアクセスする。
- そのホームページの内容を読み込み、そこで紹介されてるサイトのURLを取得する。
- 取得したURLが既に知っているモノか否かを判別する。
- Googleが知らなかった新しいURLのリストを作る。
- 作ったURLのリストに、片っ端からアクセスしていく。
- ①に戻って、この作業をひたすら繰り返す。
この一連の作業を、専門用語ではクロールとか、クローリングと言いますが、コレを永遠と繰り返すことで、どんどん、新しいホームページを発見できますよね。
Googlebotは巡回してるだけじゃない!?

では、そのGooglebot… ただ、WEBサイトを巡回(= クロール)してるだけなのか?と言うとそうではありません。
じゃぁ、Googlebotは、訪れたホームページで一体何をしているの?って話になりますが…
そのホームページに関する、ありとあらゆる情報を取得して、お持ち帰りになるようです(笑)
例えば、2日目の講座でご説明したホームページの設計書となる、HTMLソースや、装飾指示書となるCSSはもちろん、掲載している画像データ、動画ファイルなど、とにかく全てを根こそぎ持って帰ります(笑)
そして… 持ち帰った情報を片っ端から分析・解析し、そのホームページが、どんな内容で、どんなコンテンツを提供しているのかを把握するんです。
どんな工程で、どのように解析しているのか、詳しくは企業秘密となりますが、WEBページのどこに、どのようなコンテンツが書かれているのか、どんな単語が、どのくらい使われているのか?などは、多分序の口(笑) とんでもなく複雑な分析をしてるんじゃないかと思います(笑)
で、最終的には、分析から得られた情報を、そのホームページの情報として、Googleのデータベースに保存するわけです。
ちなみに、ホームページの情報が、Googleによって取得され、データベースに保存されることを、"インデックスされる"と言います。
そして、ホームページは、Googleのデータベースに登録(= インデックス)されて初めて、Googleの検索結果に登場できるようになるんです!
つまり、Googlebotが来てくれなきゃ、インデックスもされず、待てど暮らせど、Googleの検索結果に表示されることはないと言うことです…。
ちなみに、Googleは、あなたやディースケのような、サイト運営者の為に、Search Console(サーチコンソール)というツールを用意してくれています。
その Search Consoleでは、Googlebotに対して、"自分のサイトに来て下さい!"とリクエストを送ることがデキたりします。
いつ来てもらえるか分からないGooglebotをただ待つだけじゃなく、新しいWEBサイトや、新しい記事ができた時は、Search Consoleからリクエストを送るのが、集客を早める近道ですが、意外と使用していない人の方が多かったりします。
Search Consoleは、Googleと、サイト運営者をつなぐ重要なツール。これからのSEOは、Search Console抜きには語れません。Search Consoleの使い方や、利用価値の高い機能は、また後日詳しくご説明したいと思います!
Googlebotにも出来ないことがある!?

一見、パーフェクトに見えるGooglebotではありますが、まだ進化の過程…。できない事もあるんです…。
そして、このGooglebotがデキること、デキないことを把握することも、僕らホームページで集客を目指す者にとって重要なことです。

弱みに付け込もうって話じゃないぜ。その逆だ!分かりやすく順を追って説明すると、こんな感じかな。
そう、Googleが苦手としていることを理解して、ちゃんと、Googleが分かるように、僕らが、ホームページを作ってあげる協力姿勢が重要なんだ!
Googleに正しくホームページの内容を伝えることは、ひいては、自分のためなんだな。
じゃぁ、Googlebotの弱点ってなんなのか?!
Googlebotのデキない事の代表的な1つを例として挙げると、Googlebotは、画像の内容までは理解できないないどがあります。
Googleが提供するGoogle Search consoleヘルプに、画像の取り扱いに関する注意事項として、以下のように記載がありましたので、参考として引用します。
画像公開に関する Google のガイドライン
画像にテキストを埋め込むことは避けてください。
特に、ページ見出しやメニュー項目などの重要なテキスト要素は埋め込まないでください。これは、すべてのユーザーがアクセスできるわけではないためです(また、ページ翻訳ツールも画像では動作しません)。
ユーザーがコンテンツに最大限アクセスできるよう、テキストは HTML形式で作成し、画像に代替テキストを設定してください。
なにやら、横文字が多くてうんざりしてしまったかもしれませんが、画像に書かれた文字は読めないよ。ということです。
例えば、ディースケが、以下のように、Google様に宛てた手紙を書きました。当サイトを、上位表示させてくれと懇願する内容です(笑)

この記事を読んでいただいているアナタには、この画像に書かれたディースケの想いが、ヒシヒシと伝わったかと思いますが、残念ながら、Googlbotには、これが理解できません。
自分勝手な内容に呆れて、既読スルーでやり過ごすってわけじゃありません。
なぜかと言うと、Googleは、画像に書かれた文字(テキスト)は、何が書いてあるのか読むことができないからです。
では、このディースケの手紙を、しっかりとGoogleに理解できるように伝えるにはどうすればいいのか?
以下のように、画像ではなく、テキストにして説明してあげる必要があるんです。これが、テキストをHTML形式で作成したと言うことです。
私、あなたが思っている以上に
頑張ってホームページを作ってます。
何卒、上位表示をお願いします。
ディースケ
もし、これをしらずに、ホームページの情報を全て画像で作ってしまっていたら… Googleには、何が書いてあるのか全く分からず、評価のしようがありません。
つまり、そのホームページが評価され、検索エンジンで日の目を見るチャンスは無いと言うことです… ね、Googleがデキること、デキないことを把握することは重要でしょ?

上位表示されるか、楽しみだぜwww さぁ、次の講座は
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