
さて、ココまでの講座で、ちょこちょこ登場していた ドメイン。
集客ホームページを作るには絶対必須で、当サイト推奨 ホームページ作成における必要コストで、年間 1,480円かかるとお伝えしましたが…
納得しねぇモノには、ビタ一文払わねぇ。
って、社長さんもいらっしゃると思いますので、なぜお金を払ってでもドメインを取得する必要があるのかについて、シッカリお伝えしたいと思います。

この講座の目次
ドメインはインターネット上の住所。

独自ドメインをご説明する前に、まずは、ドメインって何?って話ですが、ドメイン( Domain )とは、領地とか、領土と言った意味で、インターネット上では、ホームページの住所のようなモノです。
ピンと来た方も多いかと思いますが、その通り。
アマゾンであれば、amazon.co.jp。楽天であれば、rakuten.co.jp。
価格.comであれば、kakaku.com と言った具合に、〇〇.comや、〇〇.jp みたいなヤツが、ドメインです。
もう、説明もいらないかもしれませんが、rakuten.co.jp とアドレスバーに入力すれば、世界中のどこにいようと、スマホでアクセスしようと、パソコンでアクセスしようと、必ず "楽天市場" が表示されます。
つまり、rakuten.co.jp は、インターネット上における 楽天市場の住所と言えます。
そして、重要なポイントは、現実世界と同じく、住所ですから、1つとして重複することはありません。amazon.co.jpにアクセスしてるのに、楽天市場が表示されたら大混乱ですものね。
独自ドメインを得るということは、そのドメインを所有権を得るということ。
ドメインは、良く耳にしますが、独自ドメインに関しては、初耳って人も多いかもしれません。
独自ドメインは、そのドメインの所有権を取得すると言う意味です。
アマゾンであれば、amazon.co.jp の所有権を保有していて、アマゾンが所有権を放棄しない限り、他の誰かが amazon.co.jp の所有権を取得することはできません。
大企業ばかりを例にしてしまったので、独自ドメインを取得するのは、企業じゃなきゃできないの?って思ってしまったかもしれませんが、個人でも全然大丈夫です。
ディースケも、個人ですが、このセルフサービスホームページのドメインである、selfservice-homepage.comを、自分で契約しています。
所有権とか聞くと、堅苦しいイメージを受けますが、独自ドメインを取得するのは、ほんとに簡単!こういったドメイン取得サービスで、自分の欲しいドメインを入力して、毎年お金を支払うだけ(笑)
不動産のように、面倒な書類のやり取りなどは一切ありません。
ただ、注意すべき点は、独自ドメインの取得は、早い者勝ちってこと。アナタが欲しいドメインが、既に誰かに取得されてしまってたら、そのドメインを取得することはできません。だって、住所ですから。

もし、希望するドメインが取られちゃってたら、そのドメインが契約が切れるタイミングまで待つこともできるけど、まぁ、廃業でもしない限り、独自ドメインを手放す可能性は低いかな…。
その理由は、あなたのビジネスの資産になるからなんだ。詳しくは後ほど。
無料ブログは、独自ドメインじゃない?!
えっ?! なんで、急に、海老蔵?
ってビックリしたかもしれませんが(笑)
独自ドメインの重要性について知ってもらうのに、無料ブログのドメインがどのようなモノか知って頂く必要があるので、勝手ながら、登場していただきました(笑)
無料ブログの大御所、アメーバブログで、初代 MVB( Most Valuable Blog )に輝いた国民的スターを例にするのは大変恐縮ですが、ご理解頂きやすいと思うので…。
まぁ、まずは、海老蔵さんのブログのドメインを見てみましょう。
無料ブログのドメイン例 市川海老蔵編
https://ameblo.jp/ebizo-ichikawa/
独自ドメインと、何が違うかお気づき頂けました?
上記のURLは、海老蔵さんのブログで間違いないのですが、ドメインは、ameblo.jpになっていますよね…
そうなんです。
海老蔵さんは、独自ドメインはもっておらず、ameblo.jpの一部領域を間借りしているってことなんです。
独自ドメインが、戸建ての家の住所だとすると、海老蔵さんの場合は、アメーバブログと言う賃貸マンションの一室に住んでいるようなイメージですね。マンションのオーナーは、もちろん、アメーバブログを運営する、サイバーエージェントさん。
ちなみに、海老蔵さんに限らず、北斗晶さんや、しょこたんなど、他の芸能人ブログも、そして、一般個人のブログも同じ構造です。
無料ブログのドメイン例 北斗晶編
https://ameblo.jp/hokuto-akira/
無料ブログのドメイン例 しょこたん編
https://ameblo.jp/nakagawa-shoko/
と言うように、アメーバブログは、あなたの所有する独自ドメインを使用することはできません。
あたなのアメーバブログのURLは、アカウント作成する時に指定する、自分のアメブロIDが入ります。つまり、アメーバブログのURLの一部となるってことです。
AmebaブログのURLはこういう形式
https://ameblo.jp/自分のアメブロID/

じゃあ、独自ドメインじゃない事の何が問題なのかというと…
独自ドメインは、アナタの資産になる。

年間 千円弱だけど、独自ドメインを取得するにはお金がかかる…
だったら、無料ブログでいいじゃん!って思うかもしれませんが…
ビジネスにおいて、独自ドメインを取得すると言うのは、とても重要なことです。
URLが覚えやすくなるとか、自分の好きな名前が付けられるとか、細かなメリットはいっぱいありますが、もっとも重要なポイントは、
お金を払っても独自ドメインを取得すべき理由
- 自社のブランドイメージを表現できる。
- 広告が入らない。( 無料ブログは、広告が入っちゃう。 )
- ドメインを所有し続ける限り、URLが変わらない。
- SEOの評価は、ドメイン単位で行われる。
- SEOの評価を高める、様々な施策が行える。
例えば、無料ブログの場合で言うと、無料ブログがサービスの提供を中止してしまったら、あなたのブログは存続することができなくなります。
また、サービスの停止以外にも、無料ブログ側が独自で定めるルール従う必要があり、それを破ればブログは凍結されちゃいます。
その時は、その時で、独自ドメインで運営するか、他の無料ブログにお引っ越しすればいいじゃん!と思うかもしれませんが、URLが変わります。つまり 住所が変わるんです。
SEOの観点から言えば、このURLを失うと言う事は、ある意味、それまでに築いてきた信頼や信用を全て失い、ゼロから再出発するのと同じこと。
ピッタリ同じコンテンツであっても、URLが変われば、違うサイトとして評価されるのがSEOのルールなんです。
あなたが苦労して毎日ブログを更新してきても、URLが変わった段階で、全てが水の泡。もちろん、SEOだけじゃなく、今までブログに来てくれていたリピーター読者さんも、ブックマークしてくれていたファンの方々も失うことになります。誰も、新しい住所を知ることができないんですから…
SEOの評価も、見込み客も一瞬で失うリスク…。
他にも、色々と理由はありますが、ディースケが無料ブログをメインにすべきでは無いと考える最大の理由がココです。
年間 千円程度で、この致命的リスクを回避できると考えれば、安いもの。お店や事業の為のホームページを作るのであれば、独自ドメインを取得するのは必須だと思います。

ビジネスにおいて、コスト削減は重要だけど、ただケチるだけじゃダメなんだ。必要なところには、しっかり投資するって意識も重要だぜ。
何に投資し、何を節約するか、この判断こそ、経営者の手腕なんだろうな。
独自ドメインを取得するときに、注意すべきこと。

当サイトのドメインにも使われている、.comには、実は、独自の意味があるってご存知でした?
実は、.comは、commercialの略で、企業を対象としたドメインなんです。
ディースケは、企業じゃなくて、個人でこのサイトを運営しちゃってますが(笑)
他にも、良く目にするドメインを例とすると、.jp は、日本を意味するドメインだったりします。
ドメインは、それぞれ意味を持っていますが、ディースケが企業じゃないのに、.comを利用しているように、その意味に、絶対従わないといけないって訳じゃありません。
ただ、独自ドメインを取得する際に、少し注意すべきことがあります。それが、ccTLD。

覚える必要は全く無しなんだ。
ドメインは、gTLDと、ccTLDに二分される。

ドメインは、大きく分けると、世界中の誰でも取得できるモノ( gTLD )と、原則として、その国に在籍する人しか取得できないドメイン( ccTLD ) の2種類に分けられます。
注意しないといけないのは、ccTLDの方なんですが、まずは、それぞれ、どんなドメインが用意されているのか代表的なモノを見て頂こうと思います。
代表的な gTLDの一例
ドメイン | 意味 | 元となる言葉 |
---|---|---|
.com | 主に企業を対象にしたドメイン。 | commercialの略 |
.net | 主にネットワークに関する企業を対象としたドメイン。 | networkの略 |
.org | 主に非営利団体を対象としたドメイン。 | organizationの略 |
.biz | ビジネスを目的に利用されるドメイン。 | businessの略 |
.info | 情報サイト等を対象としたドメイン。 | informationの略 |
.xxx | アダルトサイトを対象としたドメイン。 | - |

代表的な ccTLD の一例
ドメイン | 割り当てられている国 | 元となる言葉 |
---|---|---|
.jp | 日本 | japanの略 |
.us | アメリカ合衆国 | united stateの略 |
.uk | イギリス | united kingdomの略 |
.it | イタリア | italyの略 |
.my | マレーシア | Malaysiaの略 |
.mc | モナコ | Monacoの略 |
.to | トンガ王国 | Tongaの略 |
.tv | ツバル | tubaruの略 |
ccTLDは、原則として、その国に在籍する人しか取得できないドメインとされていますが、普通に取得デキちゃうモノも多いです。別に、国籍をチェックされたり、パスポートを確認されることもありません。
ただ、ccTLD のドメインが使用されている場合は、そのホームページが、"そのccTLDが割り当てられている国を対象としている"と判断されてしまう可能性があるんです。
つまり、.usとかオシャレだよな~ って雰囲気で選んでしまうと…
ホームページの内容がどうであれ、アメリカの人達に向けたホームページだと勘違いされてしまう可能性があるってことです(笑)
そう… SEOでも不利になる可能性もあり。
誤認される可能性があるドメインを、わざわざ取得するのはリスクも高いので、gTLDのドメインを取得するか、ccTLDなら .jpを取得するのが無難と言えば無難だと思います。

まぁ、そりゃ、テレビだと思うわな…(笑)
こう言った事例も増えてきてるから、一部の ccTLD は、国の概念をなくして gTLD として扱うと言った例外処置も増えてきてるんだ。
ドメインによって、年間使用料が異なる
ディースケが、集客ホームページを自作するための料金シミュレーションで試算したドメイン取得代は、年間 1480円でしたが、これは ディースケが愛用しているドメイン取得サービスで、.comのドメインを契約した場合の料金です。
実は、ドメインの年間料金は、取得するドメインの種類によって異なります。例えば、jpの取得は、年間 3,040円と、.com の倍以上のお値段になりますし、逆に安いドメインもあります。
ドメインの価格表
ドメイン | 年間料金 |
---|---|
.com | ¥1,480- |
.net | ¥1,480- |
.org | ¥1,680- |
.jp | ¥3,040- |
.tokyo | ¥920- |

次の講座は、サーバーについてだぜ。独自ドメインと同じく、自分でホームページを作るなら絶対必要なモノだから、ちゃんと読んでくれよ。
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